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サメ軟骨、癌、偽科学

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2004-12-05 | コメント

サメは癌にならないという通説がもとになって、サメの軟骨粗抽出物には癌を治療する作用があるという偽科学が生まれました。現在では、サメも癌になることが確認されています。また、サメの軟骨には癌を治療する物質が含まれているかもしれないが、単なる抽出物に癌を治療する効果があるかどうかや、抽出物中の化合物が癌に到達できるかどうかは明らかになっていません。


効果が確認された治療法をせずに、効果がはっきりわかっていないサメの軟骨などを使用することはナンセンスです。また、偽科学の流布によりサメの数も減りました。

今後、偽科学の流布や貴重な環境資源の損失を防ぐために論理的な議論を重ねていく必要があります。また、科学者が正しい科学をメディアに教育する必要もあります。

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