薬物依存による禁断症状の引き金となる物質が見つかった
Free!ヘロイン、モルヒネ、コデイン等のオピオイド服用中止後の禁断症状は中脳水道周囲灰白質(PAG)神経の活性化が原因と考えられています。
このたび禁断症状発現時のPAG神経の活性化は、GABA transporter-1 (GAT-1) の活性化が引き金となって生じると分かりました。
2005年2月3日のNeuron誌に発表された研究成果です。
この結果から、GAT-1は禁断症状治療薬のターゲットとして有望と考えられました。
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