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蛇毒の起源

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2005-03-02 | コメント

蛇毒の起源を調べた研究成果が2005年3月のGenome Research誌に発表されています。


蛇毒は唾液腺にありますが、蛇毒のプロテオームのゲノムを解析した結果、蛇毒は体の様々な部分で発現しているタンパク質を起源としていることが明らかとなりました。それらのタンパク質とは、アセチルコリンエステラーゼ, ADAM (disintegrin/metalloproteinase), AVIT, complement C3, crotasin/defensin, cystatin, エンドセリン, factor V, factor X, カリクレイン, kunitz-type proteinase inhibitor, LYNX/SLUR, L-amino oxidase, レクチン, 利尿ペプチド, 神経増殖因子, phospholipase A2, SPla/Ryanodine, vascular endothelial growth factor, whey acidic protein/secretory leukoproteinase inhibitor等です。

24種類の蛇毒のうち、21種類は唾液以外に存在するタンパク質を起源とし、2種類はもともと唾液腺に存在するタンパク質を起源とすると考えられました。また24種類の一つはこれまでに発見されたどのタンパク質とも似ていませんでした。

研究者等は病気の治療薬の開発に蛇毒を応用していく予定です。

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