低用量アスピリン治療のモデルマウス
Free!血小板の活性化は重症な子癇前症の特徴であり、血小板でのprostaglandin H synthase 1 (PGHS 1) 由来のトロンボキサンA(2)(TxA(2))が子癇前症の病理に関連していると考えられています。
2005年3月17日のJ Clin Invest誌に、PGHS 1の発現レベルが低下したマウスの観察結果が発表されています。この結果によると、PGHS 1の発現が低下すると、血小板でのTxA(2)のレベルが低下して血小板凝集を起こしにくくなり、血栓の形成が抑制されました。また、PGHS 1レベルが低下したマウスの出産は正常でした。
アスピリンを服用するとPGHS 1レベルが低下します。今回の結果から、低用量アスピリンは少なくとも出生異常を引き起こすリスクは低いと考えられました。
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