転写因子・Fra-1は、癌細胞を細長くしたり、癌の血管新生を促進したり、細胞を癌化させたりする
Free!グリア芽腫細胞での実験から、50種類以上の遺伝子発現に影響を及ぼす転写因子・Fra-1は、浸潤しやすいように癌細胞の形を細長くしたり、癌の血管新生を促進したり、細胞を癌化させたりする働きがあるとわかりました。
Wake Forest UniversityのWaldemar Debinski等がMolecular Cancer Research誌に発表した研究成果です。
Fra-1を与えると正常細胞が癌化しました。逆に腫瘍細胞からFra-1を消去すると、腫瘍の増殖が止まりました。これらの結果から、Fra-1は抗癌剤のターゲットとして有望と考えられました。
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