InterMune社 特発性肺線維症患者を対象にしたpirfenidoneの第2相試験の結果を学術誌に発表
Free!2005年5月2日、InterMune社は、特発性肺線維症患者107人を対象にしたpirfenidoneのプラセボ対照2重盲検第2相試験の結果がAm J Respir Crit Care Med誌に発表されたことを明らかにしました。
この第2相試験は塩野義製薬が日本で実施しました。当初治療期間は12ヶ月の予定でしたが、途中解析で非常に良好な結果が得られたため、独立データモニタリング委員会の勧めで9ヶ月で早期終了しました。
9ヶ月間の治療期間で、症状の急性悪化がおきた割合はpirfenidoneで0%、プラセボで14%でした(p=0.0031)。急性症状悪化を呈した患者は全員入院を必要とし、1人は死亡しました。
ベースラインと比較した6分間の運動テストでの最低酸素飽和の変化量は、全治療群では改善傾向が認められました(p=0.072)。また事前に解析対象と設定した軽症患者では改善効果がさらに顕著でした (p=0.0305)。
InterMune社は日本、韓国、台湾を除く全世界でのpirfenidoneの権利を塩野義製薬からライセンスしています。
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