Lorus社 GTI-2040が急性骨髄性白血病の治療薬としてアメリカFDAから希少疾患医薬品に指定された
Free!2005年5月4日、Lorus Therapeutics社はGTI-2040が急性骨髄性白血病の治療薬としてアメリカFDAから希少疾患医薬品に指定されたと発表しました。
GTI- 2040は2004年に腎細胞癌の治療薬としてすでに希少疾患医薬品に指定されています。
細胞が増殖する直前にはRNAからDNAが作られてDNAの量が2倍になります。このRNA→DNAの反応はribonucleotide reductase(リボヌクレチド・リダクターゼ、RNR)という酵素が触媒します。
癌細胞ではこのRNRの一部であるR2RNRが過剰に発現しており、過剰に発現したR2RNRはRasやRaf-1といった癌タンパク質と共同して癌細胞の増殖を促します。
GTI-2040はR2RNRの働きを阻害して癌の増殖を抑制する作用があります。
2020-04-12|急性骨髄性白血病(略称AML)
+ 急性骨髄性白血病に伴う赤血球分化の行き詰まりを抗IL-6抗体で打破しうる
2020-04-12|急性骨髄性白血病(略称AML)
+ ミトコンドリアのノイロリシン阻害で急性骨髄性白血病(AML)細胞/幹細胞が死ぬ
2020-01-18|急性骨髄性白血病(略称AML)
+ 急性骨髄性白血病治療の根幹薬シタラビンへの抵抗性がRNR阻害剤で解消する
2019-11-21|急性骨髄性白血病(略称AML)
+ キナーゼSIK3の阻害剤で急性骨髄性白血病マウスの生存が改善〜忍容性良好
2019-11-03|急性骨髄性白血病(略称AML)
+ 白血病のBCL-2阻害剤venetoclax抵抗性をリボソーム標的抗生剤併用で解消しうる
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。