運動量が違うにも関わらず、脂肪摂取量変化に対応したLDL(悪玉)コレステロールの変化は遺伝子の影響下にある
Free!一方は殆ど体を動かさず、もう一方は体を動かさない片割れよりも毎週50km以上多く走る一卵性双生児28組を対象にした6週間×2のクロスオーバ試験の結果、運動量がどれだけ異なろうと、食事中の脂肪量変化に対応したLDL(悪玉)コレステロール、アポリポプロテインA-1、リポタンパク質、体重の変化は遺伝子によって支配されているとわかりました。
つまり、運動量が違っても、双子の一方が高脂肪食でLDLコレステロールが上昇しなければ、その片割れのLDLコレステロールレベルも上昇しませんでした。逆に双子の一方が高脂肪食でLDLコレステロールが上昇すれば、運動量に関係なくその片割れのLDLコレステロールも上昇しました。
今後「高脂肪食をどれだけ食べても血中コレステロールが増えない」体質を作り出している遺伝子が同定できるかもしれません。
- Bad Cholesterol: Genes Make the Difference / Press Release
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