間葉系幹細胞は単独で筋肉細胞になることはできない
Free!器官のストロマに存在する間葉系幹細胞(MSC)は肝臓、血液、心臓、骨格筋を含む様々な組織の再生に寄与していると考えられています。
しかしながら、MSCが独立して機能的な細胞に分化していくのか、周囲の細胞と融合することで特定の細胞機能を獲得するのかは分かっていませんでした。
このたび、ドイツのMax-Planck-Instituteの研究者等の実験により、MSCはNFAT/IL-4依存的な細胞融合によって骨格筋細胞に分化すると分かりました。
ただし、マウス胚盤胞に移植すると、MSCは骨格筋の発達には寄与したものの、心筋の発達には関与していませんでした。この結果から、MSCによる心筋の再生機構には骨格筋とは異なるメカニズムが関与していると考えられました。
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