CIB1はPAK-1を活性化して細胞の移動を阻害する
Free!p21-activated kinase (PAK) は、細胞骨格の再構築や細胞の移動など、様々な細胞の機能を調節しています。
このたび、calcium and integrin-binding protein 1 (CIB1) はPAK-1に結合してPAK-1を活性化し、細胞の移動を阻害すると分かりました。
CIB1がPAK-1を活性化すると、PAK-1は細胞内の他のタンパク質をリン酸化して細胞の移動を抑制すると分かりました。逆にRNA干渉でCIB1の発現を阻害すると細胞はより早く移動しました。
細胞の移動は癌の転移と関連があります。したがって、CIB1は癌の転移予防薬のターゲットとして有望と考えられました。
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