Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。
英国がGSKの骨髄腫薬Blenrepを承認【追記しました】
 ・ Blenrepのこれまでの経緯を追記しました。

独Merck/Pfizerの抗PD-L1抗体バベンチオの胃癌初治療Ph3試験が失敗

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2019-11-09 | コメント

Merck & Coの花形抗PD-1薬Keytruda(キイトルーダ;pembrolizumab)が苦手な胃癌初治療でMerck KGaA/Pfizerの抗PD-L1抗体BAVENCIO(バベンチオ;Avelumab)が成功すれば大金星となるところでしたが残念ながらそうはならず、まず化学療法を12週間受けて進行が認められなかったHER2陰性胃癌患者を引き続き化学療法(化学療法を受け付けなくなった患者は支持治療)した場合とBAVENCIOに切り替えた場合の全生存(OS)を比較した第3相試験(JAVELIN Gastric 100)で有意差は認められませんでした。

BAVENCIOは理論的にはPD-L1陽性癌にはより効くはずですが、PD-L1陽性患者(54人)に限った解析でも化学療法継続とのOSの有意差は認められず、むしろBAVENCIOの生存の方が不良でした(ハザード比: 1.13; 95% 信頼区間: 0.57-2.23)。

Keytrudaは胃癌が苦手とはいえサードライン治療の第3相試験Keynote-059はうまくいっており、既にその用途の米国FDA迅速承認を2017年に得ています。

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