電子タバコ使用(ベイピング)関連肺損傷の経過〜診断/治療の手引きも作成
Free!米国ユタ州の医療網Intermountain Healthcareの電子タバコ使用(ベイピング)関連肺損傷患者60人のデータに基づいてその診断/治療の手引きが作られました。
Lancet誌にはそれら60人の以下のような経過が報告されています。
・35人(55%)は集中治療室(ICU)入室
・53人(88%)は全身症状(発熱、寒気、体重減少、疲労)、59人(98%)は呼吸器症状、54人(90%)は胃腸症状あり
・54人(90%)には抗生剤、57人(95%)にはステロイド投与
・6人(10%)は2週間以内にICUか病院に再来し、それらの半数(3人)はベイピングで再発した
・2週間以内に再検査された26人は全員症状やX線検査所見が改善していたものの殆ど(7割ほど)は胸部X線や肺機能検査で異常が残っていた
・2人は死亡し、どちらもベイピングは寄与因子ではあったが死因ではなかった
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