Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。
英国がGSKの骨髄腫薬Blenrepを承認【追記しました】
 ・ Blenrepのこれまでの経緯を追記しました。

韓国のHLB社が存在しない”Best of ESMO 2019”に選ばれたと言っている

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2019-11-28 | コメント

10月に韓国のHLB社は同社のVEGF受容体2(VEGFR2)阻害剤Rivoceranib(リボセラニブ)の第3相試験(ANGEL)結果がBest of ESMO 2019に選ばれたと発表しましが、Bloombergの調べによるとESMO(欧州臨床腫瘍学会)によるとそもそもそんな扱いはなく、興味深い結果(interesting results)の一つとしたに過ぎないと言っています。

いずれにせよESMOの集会でANGELの受賞は一切なく、誤った発表が引き起こした不都合を残念に思うとESMOの広報担当者は言っています。

しかしHLBは反論していて、”award(賞)”という単語を使わずに”Best of ESMO”に確かに選ばれたと主張しています。

Best of ESMOに選ばれたとの発表で上昇したHLBの株価はBloombergのニュースで下落しています。

胃癌患者を対象にしたANGEL試験の結果は今年9月末に発表されており、残念ながら”Best”とは程遠く、プラセボ群との全生存(OS)有意差は認められませんでした。

Ph3失敗にも関わらずRivoceranibは米国FDAへの承認申請準備がなされており、FDAとの承認申請前協議の記録を受け取ったことをHLB社は今週初めに発表しています。

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