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NexMed社 爪甲真菌症のラッカー治療薬・NM100060(テルビナフィン)の第1相試験結果を発表

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2005-08-26 | コメント

2005年8月25日、NexACTというドラッグデリバリー技術をベースにした製剤を開発しているNexMed社は、爪甲真菌症のラッカー治療薬・NM100060(テルビナフィン)の第1相試験結果を発表しました。


NM100060は、浸透促進剤・NexACTとterbinafineを組み合わせた製剤です。有効成分であるterbinafineの吸収をNexACTが促進するように設計されています。terbinafineはNovartis社の水虫治療薬・Lamisilの有効成分となっています。

28日間の第1相試験では、プラセボ、Lamisilクリーム、Lamisil錠剤との安全性、血中濃度をNM100060と比較しました。

この試験には56人が参加しました。試験の結果、NM100060での血中濃度は250mg Lamisil錠剤の2500分の1であり、1% Lamisilクリームの血中濃度と同等でした。

水虫の治療ではLamisil錠剤を通常3ヶ月服用します。Lamisilクリームの場合には治療に1年間かかります。したがって、今回の28日間の試験では有効性は比較できません。

NM100060はマニキュアのように患部に塗布することで、菌がいる爪床にterbinafineが浸透していきます。

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