COVID-19流行が収束している地域で研究者はどう動いたか〜香港大学チーム手記

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2020-04-18 | コメント

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行発端地・中国武漢での報告数がまだ少なかった今年1月中旬までにタイのバンコク、続いて日本の東京でその感染例が報告されたことに驚いた香港大学の研究チームは1月後半に北京に渡って情報を集め、早速その解析結果を1月末にNEJM誌に報告し、他所でも武漢と同様の広まり方をするならその伝播を減らすのに国をあげての相当の取り組みが必要との見解を示しました。

世界で人間が最も移動する中国祝い事・春節の開始日1月25日にチームの一人は香港の閣僚と過ごし、その日のうちに香港長官・林鄭 月娥(Carrie Lam)氏は香港のCOVID-19に対する警戒レベルを最大(emergency)に引き上げ、感染者やそれらの人と密に接触した人等の検査や隔離・休校・大規模集会の延期や中止・テーマパーク閉鎖等の対策を講じました。

香港のCOVID-19発生は3月中旬から下旬にピークを迎えて現在は収束しており、感染者1人から新たに何人が感染を被るかを表す指標Rtは4月15日時点で0.26まで下がっています。香港のRtはピーク時でも1.2を超えることはありませんでした。

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