三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。

ModernaのCOVID-19ワクチン承認は運良く上手く行っても5年かかるとAIは予想

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2020-04-19 | コメント

Clarivateの人工知能(AI)技術Cortellis Analyticsに4月8日時点までの情報を解析させた結果、Moderna社の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)RNAワクチンmRNA-1273の成功確率は5%で、上手く行ったとしても承認には5.2年かかると推定されました。

ただしModerna社が4月16日に発表したように順調に事が進めば予想は違ったものになるとClarivateの担当者Sarah Hardison氏は言っています。

Cortellis Analyticsは4月6日にPh1試験が始まったInovio社のCOVID-19 DNAワクチンINO-4800についても予想しており、成功確率はmRNA-1273より少しましな15%、承認には5.5年を要するとされています。

Cortellis AnalyticsにとってmRNA-1273やINO-4800は期待薄ですが、Gilead Sciences(ギリアド)の治療薬候補Remdesivir(レムデシビル)は高く評価されており、成功確率は89%で、上手く行けば2022年に承認されると予想されています。

しかし、今すぐにでも欲しい治療薬を2年も待たなければいけないというのは受け入れがたいことかもしれません。

前例のない事態の中での変化は目まぐるしく、Moderna社のワクチン開発への米国政府の助成等の投資増加や米国FDAの協力などを加味した新たな解析を行えば事はより早く進むとという願ったりの推定になるかもしれないと上述のHardison氏は考えています。

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