COVID-19重症化/治療とIL-6やIL-10濃度の一貫した関連なし〜ただし肺でIL-6上昇
Free!新型コロナウイルス感染(COVID-19)患者が急性呼吸窮迫症候群(ARDS)と敗血症ショックを経て多臓器不全に至る一連の悪化とサイトカイン大幅上昇(サイトカインストーム;cytokine storm)を紐付ける専門家がいますが、そうなって死んでしまった66歳男性患者の体液のサイトカインの推移を調べたところIL-6やIL-10濃度と治療や経過との一貫した関係は認められませんでした。
ただし気管支肺胞液のIL-6濃度は血清レベルより高く、胸水でも同様なことがあり、もしこの現象がサイトカインストームであるなら全身より局部がより被るのかもしれないと研究者は言っています。
肺の炎症性サイトカインとCOVID-19患者の経過が関連するかどうかやそれらのサイトカインが治療標的となるのかどうかを今後の研究で調べる必要があります。
該当するデータが見つかりませんでした。
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