中国のClover社のCOVID-19ワクチンのPh1試験がオーストラリアで始まった

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2020-06-20 | コメント

中国のClover Biopharmaceuticals社の新型コロナウイルス感染(COVID-19)ワクチンSCB-2019の第1相試験がオーストラリアで最初の投与に至り、同社はCOVID-19ワクチンを臨床試験段階に進めた6つ目の中国企業となりました。

SCB-2019は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の生来の三量体スパイク蛋白質に似た三量体蛋白質を成分とするワクチンです。

今回始まった試験はオーストラリアのパースのLinear Clinical ResearchでCoalition for Epidemic Preparedness Innovations (CEPI) と協力して実施されており、健康な成人およそ90人と高齢者60人が参加します。CEPIは試験の資金も提供しています。

試験ではGSKとDynavax社のワクチン効果増強成分(アジュバント)も検討されます。

Clover社は第1相試験と並行してPh2b/3試験の計画も進めます。Ph2b/3試験は今年中に始まる予定です。第1相試験のひとまずの安全性や免疫原性の結果は8月に判明します。

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