新型コロナウイルス感染で防御抗体は備わりはするが長くはもたないらしい
Free!2つの試験によると、新型コロナウイルス感染(COVID-19)で備わったウイルス特異的IgG抗体は回復からせいぜい数か月もすると失われるようです。
また、無症状だと防御抗体はより失われやすいらしく、感染から2-3か月後に4割の患者の防御抗体が検出限界未満となっていました。症状があった患者のその割合は僅か13%でした。
ただし抗体が僅かであってもウイルスを十分に食い止めうることも示唆されており、抗体レベルが低いと再感染は防げないというわけではないようです。
いずれにしても、自然任せの感染では集団免疫は獲得できないとYale Universityのウイルス学者Akiko Iwasaki氏は言っています。
- You May Have Antibodies After Coronavirus Infection. But Not for Long. / New York Times
- Studies Report Rapid Loss of COVID-19 Antibodies / TheScientist

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Clinical and immunological assessment of asymptomatic SARS-CoV-2 infections. Nature Medicine. 18 June 2020
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Convergent antibody responses to SARS-CoV-2 in convalescent individuals. Nature. 18 June 2020
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Prevalence of IgG antibodies to SARS-CoV-2 in Wuhan - implications for the ability to produce long-lasting protective antibodies against SARS-CoV-2. medRxiv. June 16, 2020
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