Rocheの年2回皮下注射Ocrevusが多発性硬化症の再発や脳病変をほぼ完封
 ・ Ocrevus静注が承認済みである旨追記しました。
血流の妨げはないが危うい冠動脈硬化巣の経皮冠動脈インターベンションが有効
 ・ 誤記を訂正しました(再度の血行再建→血行再建)
抗生物質で心不全を治療できるかもしれない
 ・ 誤記を訂正しました(心臓発作に、、、→心臓発作後に、、、)

COVID-19は骨髄細胞・単球や好中球を乱す〜首謀因子探しの注目の的はPD-L1

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2020-08-08 | コメント

新型コロナウイルス感染(COVID-19)軽症例では炎症促進単球や非典型的単球が多く、重症例では逆に抗炎症機能を示唆する遺伝子(CD163やPLAC8等)を発現したり機能不全を意味するHLA-DR欠乏の典型的単球が幅を利かすことが示されました。

また、重症例はPD-L1を発現する働かない機能不全好中球や未熟な好中球の出現とも関連しました。

COVID-19で病んだ骨髄細胞の一部が炎症を妨げたり、さらには他の免疫細胞をも抑制するかどうかや、どの経路がその首謀かが今後の研究で調べられるでしょう。PD-L1はもちろん注目の的であり、免疫抑制性骨髄細胞を標的とする治療に成功している癌などの他の分野での成果はCOVID-19重症例の治療や予防の開発に役立つだろうと著者は言っています。

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