Applied社のガラクトース血症薬のPh3失敗〜しかし承認申請を目指す
 ・ Ph3試験の名称の誤解を訂正しました(AT-007→ACTION-Galactosemia Kids)
Aldeyra社の嫌な予感通り米国FDAがドライアイ薬reproxalapを承認せず
 ・ 誤記を訂正しました(来月注→来月中)
Gamida Cell社の血液癌治療臍帯血製品Omidubicelを米国FDAが承認
 ・ 抜けていた製品名Omisirgeを追記しました。

新型コロナウイルス再感染例の報告で香港大学の研究者が大それた懸念を吹聴

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2020-08-26 | コメント

香港大学が先走って公表して注目を集めた新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)再感染例が論文掲載されました。

再感染したとされるのは香港に住む33歳の男性で、3月26日のRT-PCR検査でSARS-CoV-2が検出され、29日に入院し、2度の検査陰性を経て翌月4月11日に退院しました。軽症でした。

男性はその後欧州・スペインや英国に行き、今月8月15日の香港への帰還時の空港でのRT-PCR検査でウイルスが検出されました。症状はありませんでした。

最初の感染と次の感染のウイルスの配列は相当違っており、感染の持続ではなく再感染したことが確認されました。

この結果の意義は不明です。それにもかかわらず著者は「(大勢が感染して流行を終わらせる)集団免疫でSARS-CoV-2流行は収束しえない」とか「ワクチンで新型コロナウイルス感染(COVID-19)を一生防ぐことは不可能かもしれない」などと大それたことを吹聴しているとScienceの記者は言っています。

また、Oregon Health & Science Universityのウイルス免疫学者Mark Slifka氏は著者の大げさな心配とは逆に印象を持っています。全く異なるウイルス株に再感染したのに発症しなかったのは良い兆候だと判断しているのです。

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