アメリカ人は木を見て森を見ず。中国人はその逆。
Free!中国人とアメリカ人の視覚刺激の受容と記憶には文化の差があると分かりました。
アメリカ人学生25人と中国人学生27人に目の動きが追跡できるヘッドセットをつけてもらい、36枚の絵を見せて、彼らがどこを、どのくらい見て、何を覚えていたかをテストしました。
36枚の絵は、現実的な背景の前にモノがおいてあるという構図です。
実験の結果、アメリカ人は最も目立つモノを先に見て、そのモノをより長く見ていました。一方、中国人は背景をより長く見て、前面にあるモノにはあまり目がいきませんでした。
絵の中のどの部分を覚えているかをテストしたところ、目の動きに相関して、中国人は背景を、アメリカ人は前面にあるモノを良く覚えていました。
この結果から、それぞれのシーンで何を見てきたかで判断や記憶の差が生まれていると考えられました。
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