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Human Genome Sciences(HGS)社 2億3000万ドルのバイオテクノロジー製造工場を公開

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2005-09-24 | コメント

2005年9月23日、Human Genome Sciences(HGS)社は2億3000万ドルのバイオテクノロジー製造工場を公開しました。

2つの20リットルのバイオリアクタータンクで満たされたロックビルの29万平方フィートの施設は、東海岸で4番目に大きいバイオテック工場となります。

完了や地元のバイテック役員を招待して実施されたセレモニーで、HGS社のCEO・H. Thomas Watkins氏は次のようにスピーチしました。「いずれ、巨大スケールの製造施設は、Human Genome Sciences社がループス、リウマチ、癌、C型肝炎、AIDSなどの疾患治療薬の販売を可能にしてくれるでしょう。」

まだ承認されていない薬剤のために製造工場を作ることは、とてもリスキーなことです。ましてや、HGS社のように最初の薬品を販売しようとしている会社にとっては、新たな製造工場の建築はギャンブルに等しい行為です。

Piper Jaffray & Coのアナリスト・Edward Tenthoff氏はHGS社の工場建設に対して次のようにコメントしています。「明らかに大きなギャンブルだ。しかし結論として、バイオテックビジネスに身をおいている限り、このようなリソースが必要だ。製造工場はマーケットへのドアであり、製品を製造する能力がなければ製品を持つことはできない。」

HGS社は、Genentech社やBiogen Idec社などから製造の専門家を雇い、2000年5月から工場の建設を始めました。

今後数ヶ月以内に、HGS社の役員は、彼らがギャンブルで勝てるかどうかを判断する材料が得られる予定です。彼らは、ループス治療薬候補・LymphoStat-Bの第2相試験結果をこの秋に発表する予定です。この試験で良い結果が得られれば、FDAの承認申請に向けた第3相試験に弾みがつきそうです。また、アメリカFDAはHGS社の炭疽病の治療薬を購入してくれる可能性があります。

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