子宮摘出した閉経女性はエストロゲンを服用してもQOLは改善しない
Free!Women’s Health Initiative試験に参加した女性のうち、子宮摘出で閉経した50-79歳の女性10,739人のデータを解析した結果、エストロゲン錠(Premarin)には、これらの女性の健康に関連したQOL(HRQOL)を実質的に改善する作用はないという結果となりました。
エストロゲン服用女性は若干睡眠障害が少なくなくなっていましたが、社会生活機能はエストロゲン群の方が若干悪化していました。しかし、それらの差は僅かであり、実質的な差とは言いがたいものでした。
1年投与時点で、健康全般、身体機能、疼痛、活力、役割遂行機能、精神面の健康、うつ症状、認知機能、性機能のいずれにおいてもエストロゲン群とプラセボ群で差はありませんでした。
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