Applied社のガラクトース血症薬のPh3失敗〜しかし承認申請を目指す
 ・ Ph3試験の名称の誤解を訂正しました(AT-007→ACTION-Galactosemia Kids)
Aldeyra社の嫌な予感通り米国FDAがドライアイ薬reproxalapを承認せず
 ・ 誤記を訂正しました(来月注→来月中)
Gamida Cell社の血液癌治療臍帯血製品Omidubicelを米国FDAが承認
 ・ 抜けていた製品名Omisirgeを追記しました。

J&Jの投与1回きりCOVID-19ワクチン接種28日後被験者の中等〜重症予防効果66%

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2021-01-30 | コメント

Johnson & Johnson(J&J)の投与1回きりの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防ワクチンJNJ-78436735(Ad26COVS1)の第3相試験(ENSEMBLE)での投与後28日の被験者の中等〜重度COVID-19予防効果は66%、重度の予防効果は更に高く85%、死亡は完全に防ぎました。

重度COVID-19予防効果は日増しに高くなり、JNJ-78436735接種群での49日以降の重度COVID-19は一切ありませんでした。

地域別の中等〜重度COVID-19予防効果は米国が最も高く72%、次がラテンアメリカで66%、最も低かったのは南アフリカで57%でした。南アフリカでのCOVID-19のほぼ全て(95%)は最近同国で出回り始めた新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)変異株B.1.351(501Y.V2、20H/501Y.V2、20C/501Y.V2)感染によるものでした。

Pfizer(ファイザー)/BioNTech(ビオンテック)の21日を挟んで2回接種するCOVID-19ワクチンBNT162b2の第3相試験(C4591001)での1回目接種から2回目接種までのCOVID-19発症予防効果は52%でした。

また、やはり2回接種のModerna(モデルナ)のCOVID-19ワクチンmRNA-1273の第3相試験(COVE)での1回目接種から29日目(2回目接種)のCOVID-19発症予防効果はより高いようで、その期間のCOVID-19発症率・mRNA-1273群では0.05%(7/14,550人)とプラセボ群では0.3%(46/14,598人)によると83%です。

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改定履歴

タイトルの重大な勘違いを訂正しました。接種後28日までという意味合いの表現を接種28日後被験者に訂正しました。当初28日までの予防効果と勘違いしていました。申し訳ありません。

Pfizer/BioNTechとModernaのCOVID-19ワクチンの第3相試験の1回目投与から2回目投与までの予防効果を追記しました。

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