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COVID-19ワクチンの血小板減少症に免疫グロブリン静注が有効

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2021-06-11 | コメント

AstraZenecaの新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンChAdOx1 nCoV-19 (Covishield) 接種後に血栓形成血小板減少症(VITT;vaccine-induced immune thrombotic thrombocytopenia)を生じたカナダの3人(2人は下肢動脈血栓症、1人は脳静脈/動脈血栓症で来院)への免疫グロブリン静注(IVIG)で血小板活性化を落ち着かせて血小板数を増やすことができました。

VITTはSARS-CoV-2へのアデノウイルスベクターワクチンの稀な副作用であり、血小板第4因子(PF4)を認識するIgG抗体(VITT抗体)の生成がその発生に寄与しています。それらVITT抗体は血小板のFcγIIa受容体を介して血小板を強力に活性化することで血小板を減らして凝結を亢進します。

高用量IVIGはVITT抗体とFcγIIa受容体の相互作用を阻止して血小板活性化を抑制します。

抗凝固治療を必要とする血栓症と重度の血小板減少を呈する患者の血小板数を増やすことは著者によると非常に重要です。VITT患者の重度の血小板減少は悪くすると何週間も続くので抗凝固治療と並行して早期にIVIGを投与するべきでしょう。

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