GSKのNucalaが慢性閉塞性肺疾患悪化をプラセボ比で21%減らしたPh3試験報告
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Merck KGaAがSpringWorks社を買うことが決定
 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。

冷蔵・冷凍技術の発達がクローン病の爆発的な発病率増加を招いた?

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2003-12-24 | コメント

「20世紀のクローン病の爆発的な発症率増加は冷凍庫・冷蔵庫・冷蔵輸送などのコールド・チェーンの発達と相関しており、クローン病は低温細菌(psychrotrophic bacteria)への過剰な免疫反応が原因で生じている」という仮説がパリの研究者等によって提唱されています。


2003年12月13日のLancet誌に発表された仮説です。

低温細菌はクローン病病変部位からしばしば検出されます。研究者等は、コールド・チェーンの発達によって蔓延した低温細菌に対する過剰な免疫反応がクローン病の原因ではないかと考えています。ただし仮説であって実証されているわけではありません。

クローン病の発病には様々な要因が関与することが知られており、「これだ」と断定することはできないと主張する研究者もいます。

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