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多発性骨髄腫の起源細胞の同定

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2003-12-18 | コメント

多発性骨髄腫の起源(由来幹細胞)と考えられる細胞がジョンズ・ホプキンス大学の研究者等によって同定されました。


2003年11月20日のBlood誌オンラインバージョンに発表されています。

多発性骨髄腫細胞ラインはCD138の発現を特徴とします。しかしCD138は分化が完了したB細胞上にしか発現しておらず、クローン化可能な多発性骨髄腫の起源細胞はCD138発現細胞以外にあると考えられてきました。

研究の結果、CD138細胞に比べてクローン化能力が高い「CD138を発現していない細胞(CD138neg細胞)」が多発性骨髄腫細胞ライン中に5%未満の割合で含まれるていることがわかりました。

おそらくこのCD138neg細胞が多発性骨髄腫の起源細胞であり、CD138neg細胞が分裂して悪性のCD138細胞に分化していくと考えられました。

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