注意欠陥多動性障害治療薬・Ritalin使用はうつ症状を引き起こす/ラットでの実験
Free!ラットでの実験から「注意欠陥多動性障害治療薬・Ritalin(Methylphenidate)を子供の時に使用すると、大人になってからうつ症状を発現する恐れがある」とわかりました。
2003年12月のBiol Psychiatry誌に発表された研究成果です。
成体のラットに強制水泳をさせたところ、幼少時にMethylphenidateが投与されたラットは正常なラットより早く水から脱出することを諦めてしまいました。強制水泳で早く諦めてしまうことはうつ症状のモデルと考えられています。
この結果から、Methylphenidateをはじめとした精神刺激薬を子供の頃に服用すると、大人になってからうつ症状を発現する危険があると考えられました。
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