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マラリア原虫を運んでマラリアを媒介する蚊がマラリアにならない理由

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2005-10-31 | コメント

マラリア原虫を運んでマラリアを媒介する蚊はマラリアになりません。


Johns Hopkins UniversityのMarcelo Jacobs-Lorena等による研究の結果、感染前には発現していない遺伝子・SPRN6のスイッチが入ることで蚊はマラリアにならないと示唆されました。

研究成果はPNAS誌に発表される予定です。

Anopheles stephensiという蚊で、SPRN6遺伝子発現を抑制したままにしておくと、この蚊の体内でマラリア原虫の数が3倍に増えました。また、Anopheles gambiaeという蚊のSPRN6遺伝子をノックアウトすると、体内のマラリア原虫が取除かれにくくなりました。

したがって、SPRN6を活性させると蚊のマラリア原虫駆除能力が高まると考えられます。BBCによると、研究者等はSPRN6の発現を増強させる薬剤を開発したいと考えているようです。

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