前立腺癌の免疫療法・ProvengeのアメリカFDA諮問委員会が29日に開催される

Free!
2007-03-28 | コメント

前立腺癌の治療薬としてアメリカFDAに承認申請されたProvenge (sipuleucel-T) の諮問委員会が3月29日に開催されます。それに先立ち、Provengeの臨床試験データに対する見解を記した資料をFDAがWEBサイトに掲載しています。

FDAのレビュアーは、「承認申請されたデータは臨床上意義のある生存率の上昇という知見をサポートしているようだが、有効性データの説得力については依然として疑問が残る」と言っています。

Provengeの2つの試験では、腫瘍が成長するまでの時間を遅らせるというプライマリーエンドポイントを達成できませんでした。しかし、1つの解析では、Provenge治療によって生存期間中央値が4.5ヶ月間延長することが示されています。

もし承認された場合、Provengeは前立腺癌に対抗する免疫系を刺激する初めてのFDA承認療法となります。

Provengeは、前立腺酸性フォスファターゼ(PAP)含有組み換え融合蛋白質との共培養を経た活性化自家抗原提示細胞です(Provengeの詳しい説明はDendreon社提供のこちらのページをどうぞ)。

この記事のカテゴリ
この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。