メラノーマ細胞の増殖になくなてはならない物質・Brn-2
Free!悪性黒色腫ではWnt/beta-cateninシグナル伝達の活性化が認められます。
Brn-2はメラノーマ細胞の増殖をコントロールしており、メラノーマ細胞中で顕著に活動が上昇しています。
2004年4月のMol Cell Biol誌に発表された研究成果から、マウスのメラノーマ細胞においてWnt/beta-cateninシグナル伝達はBrn-2の活動を直接制御しているとわかりました。
RNAiでBrn-2タンパク質の生成を阻害したところ、beta-cateninを過剰発現しているにも関わらずメラノーマ細胞の増殖は有意に低下しました。また、別の実験からBRAFはBrn-2の発現を上昇させることがわかっています。
以上の結果から、Brn-2は、メラノーマに関連した細胞増殖につながるシグナル伝達の収束点であると考えられました。
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