土壌から耐性菌
Free!様々な場所から採取した土壌生息バクテリア480種類の抗生物質に対する抵抗性を調べたところ、これらのバクテリアは平均7-8種類の抗生物質に対して耐性を有すると分かりました。
これらのバクテリアは、抗生物質が天然由来、半合成、完全合成であるかどうかに関わりなく全ての主要な抗生物質に対して耐性を有していました。また、2種類のバクテリアは、21種類の抗生物質のうちの15種類に対して耐性を有していました。
詳しく調べたところ、これらのバクテリアの多くは、遺伝子を変異させるのではなく、抗生物質に対抗する酵素を製造することで抗生物質への耐性を獲得していました。
今回得られたデータは、新しい抗菌薬の開発に応用されていくでしょう。
Alexander Flemingが1928年にバクテリアの増殖を抑えるカビを発見したときから抗生物質の世代が始まりました。彼は、そのカビからの抽出物をペニシリンと自ら命名し、この抽出物を他の研究者等が薬として開発し、1940年代から抗生物質として使用されるようになりました。
- Antibiotic-Resistant Bacteria May Aid Drug Search, Study Says / Bloomberg
- Researchers use dirt to stay one step ahead of antibiotic resistance / EurekAlert
- Sir Alexander Fleming – Biography / Nobelprize.org
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