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頭頚部癌を対象にしたMultikineの第2相試験で予定患者数に到達

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2002-10-17 | コメント

2002年10月15日、バージニア州に本社をおくバイオベンチャー・CEL-SCI社(CVM)は、頭頚部ガンを対象にした第2相試験で、予定した患者数52人にMultikineの投与を完了した発表しました(2002年10月15日プレスリリース)。

第2相試験では手術または放射線療法とMultikineの治療を52人の頭頚部癌患者に施し、Multikineの癌再発予防効果と生存日数改善効果を調べます。この試験に参加したある施設でMultikineの投与を受けた8人の患者は、頭頚部癌の再発もなく全員が2年以上生存しているとのことです。その8人の患者と同程度重症な頭頚部癌患者の2人に1人は治療後18-24ヶ月で再発するというデータと比べると、Multikineには再発防止効果があると期待できます。

Multikineは免疫細胞から分泌される様々な免疫活性化物質(interleukins、interferons、chemokines、colony-stimulating factors)を精製した天然由来の抗癌剤です。

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