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苦味感受性が低い人ほどよく飲む

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2004-11-15 | コメント

苦味に対する感受性は6-n-propylthiouracil (PROP) という物質を用いて測定されます。PROPに対する感受性は、味蕾上の受容体をコードする遺伝子・TAS2R38によって規定されています。


コネチカット大学のValerie Duffy等が、女性53人、男性31人を対象にしてTAS2R38の遺伝子多形と苦味感受性・アルコール摂取量の関連を調べ、その成果をAlcoholism: Clinical & Experimental Research誌に発表しています。

調査の結果、4人を除いて全員がPAV/PAV(PAVという変異を両方の遺伝子に持つ群)、AVI/AVI(AVIという変異を両方の遺伝子に持つ群)、PAV/AVI(PAVとAVIという変異を持つ群)という遺伝子多形に属しました。

このグループで苦味感受性を調査したところ、感受性が高い順にPAV/PAV→PAV/AVI→AVI/AVIとなりました。

そして、酒量についてはこの逆の順番になりました(AVI/AVI→PAV/AVI→PAV/PAV)。すなわち苦味感受性が低い人ほど酒をよく飲んでいました。

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