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CuraGen社とTopoTarget社 皮膚T細胞リンパ腫、末梢性T細胞リンパ腫、その他のT細胞非ホジキンリンパ腫を対象にした第2相試験でPXD101の投薬を開始

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2006-02-02 | コメント

2006年2月1日、CuraGen社とTopoTarget社は、皮膚T細胞リンパ腫、末梢性T細胞リンパ腫、その他のT細胞非ホジキンリンパ腫を対象にした第2相試験でPXD101の投薬を開始したと発表しました。


PXD101はヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)を阻害する低分子化合物です。このオープン試験の結果は2007年中頃に発表される見込みです。

最初に25人が組み入れられ、PXD101の薬効が確認できた後にさらに追加で70人が組み入れられます。プライマリーエンドポイントは奏効率です。

T細胞リンパ腫は非ホジキンリンパ腫の一種であり、悪性Tリンパ球が原因で発現します。アメリカで非ホジキンリンパ腫と診断された患者のうち、およそ15%がT細胞リンパ腫で構成されています。皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)はゆっくりと増殖する癌です。悪性T細胞は皮膚にひきつけられ、そこに蓄積することが知られています。CTCLと診断される患者の多くは50歳以上です。アメリカで毎年1500人が新たにCTCLと診断され、2万人近いCTCL患者が存在すると推定されています。末梢性T細胞リンパ腫とその他のT細胞非ホジキンリンパ腫には悪性Tリンパ球が関与しており、より侵襲的となる傾向があります。アメリカで毎年およそ5000人が末梢性T細胞リンパ腫やその他のT細胞非ホジキンリンパ腫と新たに診断されています。

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