神経前駆細胞は、脊髄損傷後のミエリン再形成を促進して麻痺を改善する
Free!脊髄を損傷すると、生存している軸策のミエリンが失われて、重度の身体障害が発現します。
このたび、脊髄損傷から2週間後(亜急性期)のラットに、生体ラットの脳から採取した神経前駆細胞を移植すると、ミエリンが再形成されて麻痺が改善すると分かりました。
一方、脊髄損傷から8週間後(慢性期)に神経前駆細胞を投与しても麻痺は改善しませんでした。
この結果から、神経前駆細胞の投与は、骨髄損傷後のミエリン再形成促進法として有望と考えられました。
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