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Threshold社 良性前立腺過形成を対象にしたTH-070の第3相試験の患者組み入れが完了

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2006-04-06 | コメント

2006年4月5日、Threshold Pharmaceuticals社は、良性前立腺過形成を対象にしたTH-070の第3相試験の患者組み入れが完了したと発表しました。


これで、第2相試験と第3相試験の患者組み入れがともに完了しました。この2つの試験結果は2006年4Qの初めに発表される見込みです。

第3相試験ではIPSS (International Prostate Symptom Score) を指標としてTH-070とプラセボの有効性を比較します。IPSSの改善率が主要評価項目です。

TH-070は、解糖を干渉してエネルギー代謝を阻害する作用があると考えられています。BPHで過剰に増殖する細胞・Glandular prostate epithelial cellsは、解糖によりエネルギーを生成します。前臨床試験と第2相試験のデータから、TH-070は症状改善、前立腺サイズの縮小、尿流率上昇、血清PSA低下をもたらしうると示唆されています。

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Threshold Pharmaceuticals社
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