Argos社 Beckman Coulter社からCD83の権利をライセンス
Free!2006年4月26日、新しい免疫療法を開発しているArgos Therapeutics社とBeckman Coulter社は、可溶型タンパク質・CD83を自己免疫疾患や拒絶反応等の治療目的で使用する独占権利をArgos社がBeckman Coulter社から獲得することで合意したと発表しました。
CD83の治療的使用は、もともとはDana-Farber Cancer Instituteがパテントを申請していました。最近、Beckman Coulter社はこのパテントをライセンスしました。そして今回の新しい提携により、Beckman Coulter社は診断の分野でのCD83のパテントを保持します。
Argos社の研究者等は、CD83に免疫抑制作用があり、多発性硬化症モデルにおいて麻痺を阻害しうる作用があることを確認しています。他の免疫抑制剤とは異なり、全身の免疫を抑制するのではなく、CD83は自己に対して攻撃的な免疫のみをターゲットとします。
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