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 ・ 誤解を訂正しました(390億ドル→39億ドル)
PD1-VEGF抗体ivonescimabの肺癌初治療がKeytrudaに勝ったPh3試験論文報告
 ・ 誤字を訂正しました(非小細胞肺癌(NSCLC)癌治療→非小細胞肺癌(NSCLC)治療)。
英国がGSKの骨髄腫薬Blenrepを承認【追記しました】
 ・ Blenrepのこれまでの経緯を追記しました。

コーヒーで冠疾患のリスクは上昇しない/20年間のプロスペクティブコホート試験

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2006-04-28 | コメント

心血管疾患または癌の既往がない男性44,005人と女性84,488人を対象にした20年間(1980年-2000年)のプロスペクティブコホート追跡調査の結果、1日6杯以上コーヒーを飲んでも冠疾患(CHD)のリスクは上昇しないと分かりました。

コーヒーの摂取量が1杯/月未満であった男性と比較したコーヒの摂取量が4杯/週、5-7杯/週, 2-3杯/日, 4-5杯/日, 6杯/日以上であった男性の冠疾患の相対リスクは1.04 (95% CI:0.91 to 1.17), 1.02 (0.91-1.15), 0.97 (0.86-1.11), 1.07 (0.88-1.31), 0.72 (0.49-1.07; P for trend=0.41) でした。

同様に女性では、0.97 (0.83-1.14), 1.02 (0.90-1.17), 0.84 (0.74-0.97), 0.99 (0.83-1.17), 0.87 (0.68-1.11; P for trend=0.08) でした。

喫煙状況、アルコール摂取量、2型糖尿病歴、BMIで階層化しても、同様の結果となりました。また、最も直近のコーヒー摂取量と冠疾患の関連について調べてもコーヒーの冠疾患リスク上昇作用は認められませんでした。

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