Maxim社 末期メラノーマを対象にしたCepleneの2つ目の第3相試験で患者組み入れ完了
Free!2003年9月24日、Maxim Pharmaceuticals社は、肝臓に転移があるメラノーマ患者を対象としたCeplene(histamine dihydrochloride)とInterleukin-2 (IL-2)の併用療法の効果を確かめる第3相試験(M0104)で予定していた人数の被験者が集まったと発表しました。
Natural Killer (NK) cellsやcytotoxic T cells等の免疫細胞は癌細胞殺傷作用を有します。これらの細胞はIL-2やinterferon等で活性化されますが、活性酸素がNK細胞やcytotoxic T cellsの活性化を防いでしまう場合があります。
Cepleneはこの活性酸素のストレスを和らげることによってIL-2やinterferonがNK細胞やcytotoxic T cellsを活性化して癌細胞を殺すのを助ける作用があります。
M0104試験に先立って、M0104と同じ疾患(肝臓に転移があるメラノーマ患者)を対象にした3年間の第3相試験が実施されました。この試験によると、2年間生存率はCeplene/IL-2使用患者で18.2%、IL-2のみ使用した患者では2.7%であり、Cepleneの延命効果が確認されました。
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