Cell Genesys社 前立腺癌患者を対象にしたGVAX免疫療法の2つ目の第2相試験の最終結果を発表
Free!2007年4月3日、Cell Genesys社は、転移性ホルモン耐性前立腺癌患者80人を対象にしたGVAX免疫療法の2つ目の第2相試験の最終結果を発表しました。
現在進行中の第3相試験での用量と同等の用量で治療された22人の追跡調査の結果、これらの患者の生存期間の中央値は35ヶ月と推定されました。
GVAX免疫療法の最初の第2相試験での転移性HRPC患者34人における生存期間の中央値は26.2ヶ月でした。
転移性ホルモン耐性前立腺癌患者に対する現在の標準療法(タキソテールとプレドニゾン)での生存期間の中央値は18.9ヶ月です。したがって、GVAX免疫療法の2つの第2相試験での生存期間は標準療法での生存期間よりも優れていると示唆されました。
GVAXは、免疫刺激ホルモン・GM-CSFを分泌するように調節した腫瘍細胞です。
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【清宮の回答】ナヲズミさん、ご指摘ありがとうございました。肺癌ではGVAXは患者特異的で、前立腺癌や白血病では患者選択的ではないことに気付きました。ご指摘を受けて該当する記事については記載を「GVAXは、免疫刺激ホルモン・GM-CSFを分泌するように調節した腫瘍細胞です。」に訂正しました。大変失礼しました。
ご指摘大変感謝しています。今後ともよろしくお願いします。