胃がんの原因となるヘリコバクターピロリ菌に対する天然の抗菌物質が見つかった
Free!胃がんの原因となるヘリコバクターピロリ菌は、粘膜の外側に生息しており、粘膜の内側の深いところには殆ど認められません。このことから、粘膜の内側にはヘリコバクターピロリ菌を寄せ付けない物質があるのではないかと考えられました。
2004年8月13日のScience誌に発表された研究成果から、胃粘膜の深層に存在するalpha 1,4-N-acetylglucosamineを末端にもつO-glycan(ムチン型糖鎖)はcholesteryl-alpha-D-glucopyranosideの生合成を防いでヘリコバクターピロリ菌を殺傷する作用があるとわかりました。すなわち、このムチン型糖鎖は人がもともと持っている天然の抗菌物質と考えられました。
2020-01-25|胃癌
+ Fe(III)との結合を合図に胃癌細胞に限って死なすイリジウム含有化合物を開発
2019-06-02|胃癌
+ Merck & Co Ph3の非公式解析でKeytrudaの胃癌初治療が生存を改善
2019-04-15|胃癌
+ 遠隔転移無し局所進行胃癌の術前術後FLOT化学療法で生存が改善〜中央値50か月
2018-06-10|胃癌
+ 初治療失敗胃癌患者生存がKeytruda単独治療で改善しなかったPh3結果論文報告
2018-03-24|胃癌
+ 初期胃癌切除患者のピロリ菌除去治療で後の胃癌発現が減少
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。