鉄分不足はADHDに関連しており、鉄分補給はADHDに効果があるかもしれない
Free!4-14歳の注意欠陥多動性障害(ADHD)患者53人とコントロール27人のフェリチン濃度を比較したところ、ADHD患者の多くで血中フェリチン濃度の低下が認められました。
2004年12月のArch Pediatr Adolesc Med誌に発表された研究成果です。
ADHD患者の84%でフェリチンレベルが低下していました。一方コントロールでは僅かに18%でした。また、フェリチンレベルの低下が著しい患者ほどADHDの症状が重く、認知機能も悪化していました。
この結果から、鉄分不足はADHDに関連しており、鉄分補給はADHDに効果がある可能性があると分かりました。
- Iron supplements may help ADHD children / NutraIngredients
- Low Iron Levels May Contribute to ADHD / Reuters
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