皮膚リーシュマニア症の治療失敗を最低3つの遺伝子発現で予測可能
Free!スナバエが媒介する寄生虫ブラジルリーシュマニアが引き起こす皮膚リーシュマニア症の治療失敗は細胞溶解経路活性化と関連し、最低3つの遺伝子発現を把握することで予測可能なことが示されました。
NLRP3やIL-1β等の細胞溶解経路要員の阻害で感染の重症度が緩和することが以前のマウス実験で確認されており、今回の研究で示された治療転帰と病変部の細胞溶解の程度の関連はNLRP3インフラマソームやIL-1βの阻害が皮膚リーシュマニア症患者に有益という考えを一層揺るぎないものにしたと著者は言っています。
- Predicting treatment outcome for leishmaniasis / Eurekalert

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[NLRP3やIL-1β阻害に関する2017年の報告] CD8+ T cell cytotoxicity mediates pathology in the skin by inflammasome activation and IL-1β production. PLoS Pathog. February 13, 2017
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[今回の報告] Variable gene expression and parasite load predict treatment outcome in cutaneous leishmaniasis. Science Translational Medicine 20 Nov 2019
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