薬剤溶出ステントで治療された患者がクロピドグレルを長期使用すると死亡や心筋梗塞を予防できる
- 2006-12-06 - 冠動脈疾患を薬剤溶出ステント(DES)またはベアメタルステント(bare-metal stent、BMS)で治療された患者がクロピドグレル(clopidogrel)を使用したときの長期転帰を評価した観察試験の結果が発表されています。 (4 段落, 413 文字)
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FDAの諮問委員会の結果を追っていきたいと思います。
JACCの12月19日号にDESの方が血栓形成によるものと思われる心臓発作または死亡が多かったというデータがあるとのことでしたので、JACC(http://content.onlinejacc.org/)を探してみたのですが、それらしい文献が見つかりませんでした。もう少し文献情報を詳しく教えてください。まだオンラインでも未発表でしょうか?
代わりに、ベアメタルステントよりも薬剤溶出ステントの方がvery late thrombosis (ステント後1年を超えて起きる血栓イベント)がおきる割合が高いことを示すメタ解析の結果がAm J Med誌に報告されていました(以下)。
Late thrombosis of drug-eluting stents: a meta-analysis of randomized clinical trials. Am J Med. 2006 Dec;119(12):1056-61.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?db=pubmed&cm
\nd=Retrieve&dopt=AbstractPlus&list_uids=17145250&query_hl=2
\n&itool=pubmed_docsum
以下のような報告もありますし、新しい技術や処置は極力懐疑的な視点で判断していく必要があるようです。
▽心筋梗塞後に経皮冠動脈インターベンションを実施しても転帰は改善しない
http://www.biotoday.com/view.cfm?n=16316