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性機能障害や若返りのためにテストステロンの補充をしている男性は前立腺癌の定期健診をするべき

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2005-08-17 | コメント

テストステロンの補充療法が前立腺癌を引き起こすということは証明されていません。しかしながら、テストステロンの補充療法をするヒトは増えており、前立腺癌との関連を調べる必要があります。


UCSDの研究者等が、テストステロンで前立腺癌がおきる危険があることを注意喚起するために、テストステロン補充療法が原因で発病したと思われる20例の前立腺癌患者の症例報告を2005年8月のJ Urol誌に発表しています。

20例は性機能不全または若返りを目的としてテストステロンを補充していました。20例のうち11例はテストステロン補充開始2年以内に前立腺癌を発現しており、11人のうちの7人は1年以内に前立腺癌を発現しました。その他は28ヶ月から8年の間に前立腺癌がおきていました。

この結果から、テストステロン補充を開始してから数ヶ月または数年以内に前立腺癌が発現する可能性があると考えられました。テストステロン補充療法を受けている男性は、直腸指診による前立腺癌の定期健診が必要であると考えられました。

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